「あたらしい旅行を、デザインする。」ー NEWTらしさを支えるプロセスと挑戦

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「あたらしい旅行を、デザインする。」をミッションに、令和トラベルはあたらしい旅行体験を届けるべく成長してきました。2022年4月に海外旅行予約アプリ『NEWT(ニュート)』をリリースしてから約2年が経ち、おかげさまでたくさんのお客さまにNEWTを使って海外旅行を楽しんでいただけるようになりました。
 
今回は、NEWTのPdM兼デザイナーとして活躍する金浜 玲奈とエンジニアリングマネジャーを務める櫻井 みづきの対談をお届けします。
常にカスタマー体験にこだわり、 ” NEWTらしさ ” に向き合い、あたらしい価値を届けつづけてきたこれまでの取り組みや、今後のさらなる挑戦についてお伝えします。

この記事に登場する人

金浜 玲奈(かなはま れな/Kanayan)@renaknhm
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デザインファーム・広告制作会社にてグラフィックデザインを担当したのち、フリーランスとして独立。 ベンチャー企業のデザイン顧問を経験したことから、プロダクトの体験設計に関心を持ち、UI/UXデザイナーへ転向。2019年よりBCG Digital Ventures(現BCG X)にて新規事業開発に従事。2022年2月より令和トラベルへ入社し、UI/UXデザイナー、PdMを兼務。社内でのニックネームはKanayan。
 
櫻井 みづき(さくらい みづき/miisan)@mii________san
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新卒で ERP パッケージの開発・QA を担当した後、2018年よりメルペイにQAエンジニアとして参画。Lead QA Engineerとしてメルペイコアローンチに携わった後、Engineering ManagerとしてQAチームを牽引する。現在は、『NEWT(ニュート)』を運営している令和トラベルの1人目QA Engineerとして、QA組織の立ち上げと品質管理を行なう傍ら、NEWT Web Unitのマネージャー他、D&I推進活動やエンジニア広報など多岐にわたって奮闘中。社内でのニックネームはmiisan。

身近なひとが気軽に海外旅行に行ける世界を実現するために

 
miisan:あらためて、今日はよろしくお願いします!
はじめに、NEWTのPdM兼デザイナーとして活躍されているKanayanのキャリアについて簡単に教えてください。
 
Kanayan:もともとデザインファームなどでグラフィックデザイナーとしてキャリアをスタートさせ、その後フリーランスとして独立しました。スタートアップ企業のプロダクトづくりに関わった際に、UI/UXの世界の面白さを知ってUI/UXデザイナーに転向し、BCG Digital Ventures(現BCG X)で新規事業の立ち上げなどを経験しました。
 
その後、2022年2月に令和トラベルにジョインして、はじめはプロダクトデザイナーとしてスタートし、現在ではPdMも兼務しています。
 
miisan:わたしの入社時期の少し前にジョインしているからこそより感じるのですが、当時はまだコロナ禍で、海外旅行マーケットもリセットされている状態でしたよね。そのタイミングで旅行ドメインの会社やプロダクトに携わるって、かなり挑戦的な選択だったと思うのですが、なにか大きな理由とか意思決定の軸があったのですか?
 
Kanayan:もともとtoC領域に関わりたいという想いはあって、さらに世の中を良くしていくプロダクトをつくりたいと思っていました。
 
海外旅行ってコロナの前後に関わらず、そもそもハードルが高いものだと感じていたんですけど、コロナ禍でさらにぐっとそのハードルが上がってしまったと思っていました。でもこれは一生続くものじゃないはずだし、マーケットが回復したときに、海外旅行にみんなが行きやすい世界を作れたらいいな・・・という気持ちが強くありました。
 
miisan:「みんなに海外旅行に行ってもらいたい」という想いには、なにか原体験のようなものがあったんですか?
 
Kanayan:わたしは札幌出身なのですが、上京したり海外旅行に行けるようになって、日本の中でも東京と札幌ではカルチャーが大きく違うし、さらに海外はもっと違うんだってことを目の当たりにして、考え方もすごく変わったんです。
 
でも、札幌の自分の家族や友人のことを考えたとき、気軽に海外旅行に行ける世界にはまだまだなっていなくて、これを変えられたらいいなと思ったことがきっかけでした。いろんな世界があって、いろんなカルチャーがあって、まだ見たこともない素晴らしい景色があるってことを実感することで、考え方とか価値観とかが広がって、人生が豊かになるような機会を、もっともっと生み出せたらいいと思っています。
 
デザイナー兼PdMのKanayan
デザイナー兼PdMのKanayan

デザイナーとPdM、専門性は違えど向き合うべきは同じ

 
miisan:いま改めて、キャリアの話を聞くと、Kanayanのキャリアの分岐点があって、それぞれでさまざまな経験をされてきたんだなと思いました。わたしがKanayanと一緒に働いていて感じていることは、Kanayanの”令和トラベル史”があるのなら、役割の変化・起点みたいなものがあると思っていて。
 
いわゆるゼロイチフェーズに近い頃、プロダクトをリリースして、ひとつひとつ積み上げていくフェーズや、1件目の予約が入ったときとか。そんな変化のフェーズでのデザイナーとしての役割とかミッションとかってどうでした?
 
Kanayan:はじめの頃は、まだプロダクトを世の中に出しただけで、どうやってNEWTを知ってもらうか、見つけてもらうかをとにかく考えるフェーズでした。
 
プロダクトにおいても、海外旅行予約サービスとして当たり前にあるべき機能をひとつひとつ作っていくフェーズでしたね。そんな中で、アプリとして基盤となる機能を作りつつ、” NEWTらしさ ” ってなんだろうってことを議論していました。
 
miisan:たしかに。当時は基盤となる「あるべき機能」をひとつひとつ積み上げていくフェーズだというのは同じ感覚です。
2022年はデザイナーとして、海外旅行予約サービスとしてのあるべき姿を作りながら、NEWTブランドを確立するため議論を重ねていた期間だったんですね。
 
2023年からの体制変更で、KanayanはPdMを兼務することにりましたよね。それまでもKanayanはデザイナーの枠を越えて、PdMのような立ち回りを自らしていたと思うのですが、明確にPdMとしての役割を担うことによって、思考の切り替えとか求められる役割の変化ってありました?
 
Kanayan:わたし自身は、そこに大きな違いはあまり感じてはいないんですよね。わかりやすく言うと、どちらも「散らかして、片付ける」ってことを繰り返している感覚です。デザイナーもPdMも、散らかして広げる場所や、アウトプットする場所が違うだけで、思考プロセスそのものや引き出しにあまり大きな違いはないと思っています。
 
miisan:なるほど、それは結構面白い。同じような思考だからといって、デザイナーとPdMの2足のわらじをを吸うように自然に立ち回れるっていうのは、そこにKanayanのスペシャリティがあるってことなんですよね。
 
一方で、デザイナーからPdMの兼務、チームリーダーのようにロールの範囲自体も変わってきていると思うのですが、Kanayanにとって果たすべきミッションの変化ってありましたか?
 
Kanayan:そうですね。自分が成果を出すことと、チームで成果を出すことには大きく違いを感じたし、わたしにとってのチャレンジでもありました。デザイナーチームとしてパフォーマンスを最大化させるという意味でもそうですし、プロダクトとしての価値を最大化させるという意味でも、組織やチームでどう取り組むかということは、これからのわたしのミッションだし、チャレンジだと思っています。
 
miisan:先日のLT会でも「一貫したUXを作るためのプロセス」というテーマでアウトプットしてくださったと思うのですが、めちゃくちゃ良い話だったなと社内メンバーのコンテンツでありながら、感動しました(笑)
 
 
あたらしい価値を言語化して、そこに関わる多くのメンバーに理解してもらいアウトプットまで持っていくというプロセスを、当たり前にやることの難しさを理解しているので改めて伺いたいのですが、Kanayan自身がこの辺のポイントで気をつけていることってあるんですか?
 
Kanayan:もちろん、わたしだけの努力ではなくて、本当にみんなが助けてくれて成り立っていると思っています。メンバーのみなさんもわからなければ聞いてくれるし、逆にエンジニアリングの領域でわからないことがあれば、わたしもとにかく質問して議論することは心がけています。
 
どう実装するのか、とかはわからないことばかりですけれど、仕組みは理解したいし、納得するまで理解するまで議論をするということは、お互いに心がけているポイントだと思っています。
究極そこで意見がぶつかったとしても、それを恐れないでちゃんとコミュニケーションを取っていこうというカルチャーだったり、環境だったりがあることは令和トラベルの強みですよね。
 
miisan:お互いの専門領域を尊重したり、リスペクトし合いながらより良いプロダクトを作っていこうという同じ目線、方向性を持っていることは間違いないし、そこはわたしも良いカルチャーだと感じています。
 
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NEWTのベースにある強い想いは「カスタマーにもっと楽しんでもらいたい」ということ

 
miisan:2年近くNEWTというプロダクトに関わってきたと思うのですが、一番最初にNEWTを触ったときの印象って覚えていますか?
 
Kanayan :「シンプルでいいな」っていうのが第一印象でした。それまでのわたしは、海外旅行の予約って複雑で、ちょっと面倒だなっていう印象を持っていたのですが、海外旅行のパッケージを購入するという一連のフローが、すごくシンプルにデザインされている感じがしました。
 
miisan:シンプル!それはたしかに間違いないし、いまのNEWTも「シンプルであるか?」みたいな問いってプロダクトを作っていくプロセスの中でよく出ますよね。そう思うと、立ち上げ当初からベースとなっているNEWTのメッセージが、ずっと変わらずにここまで積み上げてこれたのはとてもすごいことですよね。
立ち上げから一貫してNEWTの世界観を変わらずに作ることができているのは、ゼロイチフェーズから計算されてプロダクト開発がされてきたってことだと思います。
 
一方で変わったところもあると思いますがKanayanから見て、この2年間でのプロダクトの大きな変化とかって感じます?
 
Kanayan:カスタマーにとってより ” 楽しくなった “ んじゃないかなって思います。これまでは旅行予約プロダクトとして、シンプルに「買う」という体験にフォーカスしていたと思うのですが、セールやキャンペーンなどの販促的な機能が充実していくことによって、自分の旅行先を見つける体験だったり、ぴったりのツアーを見つける体験だったり、カスタマーにどう楽しんでもらうか、ということにも価値提供できるようになったことが大きな変化かなと思いますね。
 
miisan:たしかに、これまでは旅行予約プロダクトとしてあるべき機能を積み上げるフェーズでしたけど、「もっとお客さまに楽しんでもらいたい」ってう方向性に変わって行って、プロダクトチームと他の部門との連携も格段に増えましたよね。
 
個人的には、最近初めてトライした、#NEWTミッション企画も遊び心があって好きでした!もちろんこれを実現するために、当日ギリギリまで裏側では各部門が翻弄していましたが、企画としてすごく面白かったと思います。
 
#NEWTミッション企画! 48時間限定キャンペーンを開催🎅
#NEWTミッション企画! 48時間限定キャンペーンを開催🎅
 
Kanayan:まさにこのキャンペーンは、グロースチームと連携し、「カスタマーにもっと楽しんでもらいたい」という想いから立案した企画でした。48時間限定で、参加者全員に嬉しい仕掛けがあるって、1年前の私たちでは考えられない遊び心のある取り組みだと感じます。
 
miisan:もっともっとお客さまに良いものを届けたい!という熱量やカルチャーもみんなで積み上がってきた感覚があります。ビジネスサイドのメンバーもプロダクトサイドのメンバーも、みんなが情熱をもって同じ方向を向いていることが、令和トラベルの何よりの強みですね。
 
クリスマスキャンペーンは2023/12/28 11:59まで開催予定です

” NEWTらしさ ” をつくってきたのは、スキルやテクニックじゃなく、ひとつひとつの地道な議論と型化の積み重ね

 
miisan:先ほど少し話しに出ましたが、プロダクトリリース直後は、あるべき機能をとにかく積み上げるフェーズだったと思っていて、わたしたちが大切にしている ” NEWTらしさ ” ってその先にあるプロダクト全体で表現してくべきものだった気がするのですが、Kanayanはその ” NEWTらしさ ” みたいなものをどんなふうに捉えていたんですか?
 
Kanayan:いまでこそ、ブランドフィロソフィーとして、" シンプル ” ” フレンドリー ” ” インスピレーション ” と定義しているのですが、当時はそれがもっと抽象度が高くて、ガイドラインが決まっていない状態でした。ひとつひとつUIを作って、文言なども含めて「これはNEWTぽいよね、これは違うよね」と、とにかく都度議論して積み重ねていましたね。
 
NEWT ブランドフィロソフィー
NEWT ブランドフィロソフィー
 
miisan:地道な議論の積み重ねで、ときには何度も手戻りしながら、段々と ” NEWTらしさ ” が形になっていくなかで、今度はその ” NEWTらしさ ” を展開していくフェーズに変化していったのかなと思うのですが、そのタイミングでKanayanの考え方や役割はどんなふうに変わっていったんですか?
 
Kanayan:型化していかなきゃ、っていうことははじめから考えていました。デザイナーが増えたり組織が大きくなることを想定して、デザインの方向性や定義がブレたりすることがないように、プロダクトデザインのルールやテンプレートを構築して、展開可能な形で作っていくということは初期から取り組んでいたし、いまも変わらずやっています。
 
miisan:わたしの目線で見ていても、めちゃくちゃいい取り組みだと感じていました。初期の段階から未来を見据えて、それを考え、さらに実行できていたからこそ、プロダクトの方向性がブレずに、開発からリリースまでもスムーズに推進できたのだと思います。
 
Kanayan:そうですね。でも、そのテンプレート化やフォーマット化を厳しくやりすぎると、本当は入れるべき “ 遊び心 ” みたいなものが弱まって、プロダクトの余白や可能性を狭めてしまうと思っているので、最近は逆にそれを壊してどんなことができるだろう・・・ってことをずっと考えてます。
 
QAエンジニア兼エンジニアリングマネージャー miisan
QAエンジニア兼エンジニアリングマネージャー miisan
 
miisan:わたしはQAエンジニアという立場で、NEWTというプロダクトに関わる中で、最初驚いたことは、細やかな体験へのこだわりとの向き合い方でした。例えば、言葉ひとつでも、ひらがなの表現がいいのか、漢字がいいのかとか、句読点はあったほうがいいのかどうかとか、とにかく一貫した世界観を細部にまで再現するという視点を持って、プロダクトと向き合っていることを感じました。
 
同時に、そういった細部へのこだわりこそが、NEWTらしさにつながっていると思うのですが、Kanayanにとって先ほども話題に上がった ” NEWTらしさ ” という世界観を、最終的にカスタマーに届く形に具現化していくプロセスのなかで、工夫していたり心がけていることってあるんですか?
 
Kanayan:すごくシンプルで、ひとつひとつ議論して、ルールやテンプレートにして、をひたすら積み上げることですね。これまでも本当にひとつひとつ議論して型化してきました。
 
例えば、一緒に旅行に行く人に旅程をシェアする同行者共有のプロジェクト(トラベルリンク)については良い例です。
 
NEWTではカスタマーの「ネクストアクション」をわかりやすくすることを「フレンドリー」な体験を作るという意味で重要視していたので、はじめは旅程をシェアしようとすると、「テキストをコピーして共有してください」と出るような、説明がつたわりやすいUIにしていました。
 
一方で、多くのカスタマーに利用されている他のプロダクトを調査すると、共有画面にいきなりコードの画像が出てきていました。カスタマーはこういうUIをどんどん学習しているので、これだけで十分伝わるとわかりました。その上で、「トラベルリンク」という、旅行業界にはないあたらしい概念だからこそ、もっと情報を削ぎ落として、説明的ではない簡単、シンプルなUIにしていくことが大事なのではないかという議論を行いました。
 
「シンプル」であること、「フレンドリー」であること、どちらもNEWTの体験設計においては重要ではありますが、どう使い分けてどう共存させていくかの一つの判断基準になったこのプロジェクトは印象に残っています。
 
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トラベルリンク機能について
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トラベルリンクとは:QRコードで同行者のアプリに予約情報をリンクすることで簡単に同行者全員に旅行情報を共有でき、情報共有の手間や伝え漏れを減らすことができる機能。
 
miisan:トラベルリンクはNEWTを代表する機能の一つと言ってもいいかもしれないですよね!
 
しかもトラベルリンクは使用率の高い機能に育っていて、わたしたちが込めた機能の想いや意図が伝わっていると感じます。カスタマーにとってはニーズがあるし、さらに直感的に理解しやすいインターフェースであるってことは、” シンプル “かつ “ フレンドリー “ を定量的に証明できた機能だと思うので、プロダクトとしても良い実績になりましたよね。
 
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大切なのは「カスタマー目線」 ” 一貫したNEWTらしさ ” を実現し続けるという挑戦とは

 
miisan:ちょっと気になっていることがあるんですが、プロダクトとして、カスタマーに必要とされているものをアウトプットし続けることと、” NEWTらしさ ” という世界観を同時に実現していくことって、ときにはすごく難しかったりするんじゃないかなって思うのですが、この辺ってどのように考えていますか?
 
Kanayan:正直なところ、わたしはその2つはあまり乖離していないと思っているんですよね。
「あたらしい旅行を、デザインする。」はカスタマーのためのミッションだし、実現したい世界観である " シンプル ” ” フレンドリー ” ” インスピレーション ” もカスタマーに海外旅行をかんたんに選んで、楽しんでもらうっていうことが根底にあるので、カスタマーへの価値提供と ” NEWTらしさ ” の2つには乖離はないはずだと思っています。
 
例えば、よりあたらしい価値を提供するためにカスタマーインタビューで、要望や改善点をヒアリングしてプロダクトに反映させていく取り組みをしているのですが、このときに、ひとつひとつの要望の裏にある根源的な欲求や気持ちを正しく理解することがとても大事だと思ってるんです。
 
あるカスタマーから「◯◯の検索条件を増やしてほしい」という要望があったときに、その根源にあるのは「もっと自分に合ったツアーを、かんたんに見つけたい」という欲求かもしれない。それはカスタマーが要望した機能でなくても解決できるかもしれないし、もっと大きな価値発揮ができる解決方法があるかもしれない。
 
カスタマーが必要としているものをアウトプットしていくことと、” NEWTらしさ ” という世界観を実現していくことは、カスタマーが求めているものをただ実装するのではなく、その根源的なニーズを正しく理解してアラインさせながら、同時にわたしたちがプロダクトとして大切にしている軸をぶらさずに応えていくことが一番大事なことだと思っています。
 
miisan:なるほど。これはめちゃくちゃいい話!
 
一方でこれからプロダクトだけではなく、デザインチームも組織全体も成長していくなかで、これまでできていたことも形骸化したり、認識齟齬が起きたり、問題が起きる可能性があります。今後向き合っていかなければならない課題についてどのように考えていますか?
 
Kanayan:組織が大きくなればなるほど、専門性やミッションごとに部門やチームが細分化されていくはずで、部門やチームの間で方向性や取り組みにズレが生じることって普通にあると思うんです。ただ、それってプロダクト価値やカスタマー体験における差分に繋がってしまうので、その方向性や取り組みを意識して一致させていく動きが必要だと思っています。
 
組織が細分化されていようがカスタマーにとっては全く関係なくて、一貫したカスタマー体験が実現できているのかということがなによりも大事になるんです。だからこそ、プロダクト全体、組織全体で横断的にモニタリングして、プロダクトのどこを切り取っても ” 一貫したNEWTらしさ ” を実現できる体制を作る必要があるし、それこそがこれからのチャレンジです。
 
miisan:たしかに、それは同感ですね。今後の大きな課題でもあるけれど、これからのフェーズにおいては一つの面白みでもありそうですね。いま話しに出てきた、「プロダクトのどこを切り取っても ” 一貫したNEWTらしさ ” を実現する」っていうのが、これからNEWTというプロダクトが目指していきたい世界観なのでしょうか?
 
Kanayan:そうですね。" シンプル ” ” フレンドリー ” ” インスピレーション ” と定義している「NEWTとは」みたいなことはもちろんですが、マーケットもニーズも競合も刻々と変化していくなかで、その波についていき、さらにマーケットを牽引していけるプロダクトとして、どうアップデートしていくのかということもめちゃくちゃ大事なことだと思っています。
 
miisan:” NEWTらしさ ” も大事にしながら、マーケットのなかでイケてる存在であり続けるために、プロダクトとしてもそのなかの一機能としても、さらに会社組織としても、成長や変化に合わせて常にアップデートし続けるってことが重要ですね。
 
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令和トラベルでは一緒に働く仲間を募集しています!

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さらに定期的に令和トラベルの技術や組織に関する情報発信を開催予定です。connpass にてメンバー登録して最新情報をお見逃しなく!
 
それでは次回のブログもお楽しみに!Have a nice trip!!
 
 

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