「技術力をさらに高めたい」──そんな考えを持って、メガベンチャーから令和トラベルへの転職を決めたのが、 フロントエンドエンジニアの松本泰幸(まつもと・やすゆき)と白浜妥知(しらはま・やすとも)の2人です。
ヤフーと楽天というメガベンチャーでエンジニアとしてのキャリアを積んできた2人が、なぜ令和トラベルで働くことを決めたのか。エンジニアから見た、令和トラベルの魅力について、エンジニアリングマネージャーの大浦貴幸(おおうら・たかゆき)が話を聞きました。
この記事に登場する人
- 白浜 妥知(しらはま・やすとも) / Twitter
2020年、現楽天グループ株式会社に中途入社。楽天トラベルのシステム更改においてホテルスタッフ向けの管理画面の設計、開発を担当。新システムをリリース後、2022年11月より株式会社令和トラベルに入社。現在は海外ホテルを担当。
- 松本 泰幸(まつもと・やすゆき)
2017年にヤフー株式会社に新卒入社し、社内システムの開発・運用を担当。その後異動を経て、PayPayフリマのフロントエンドの開発を担当。
2022年5月よりプロパートナーとして株式会社令和トラベルにジョインし、2022年11月よりフルタイムメンバーとして参画。現在は主にフロントエンドの開発を担当。
- 大浦 貴幸(おおうら・たかゆき) / Twitter
2005年現楽天グループ株式会社に中途入社、アプリケーションエンジニアとして楽天トラベルの日本国内旅行予約サービスを担当する。 2014年より楽天のグローバル化にともない、エンジニアリングマネージャーとして日本、中国、インドなど開発拠点の立ち上げ組織の拡大をリードする。2021年ビジネスのグローバル展開を見据えた新システムの設計、開発、リリースをする。2022年4月令和トラベルにジョイン。
入社の決め手となった、令和トラベルの「モダンな開発環境」
大浦:最初に、2人のこれまでのキャリアを簡単に教えてください。
松本:では、まずは私から。私は新卒でヤフーに入社しました。新卒で配属された部署は社内向けサービスの基盤を整える、いわゆるDevOpsを担当するところでした。そこで経験を積んだ後、社内異動でPayPayフリマを開発する部署に移り、そこでは主にフロントエンド開発に取り組んでいた、という感じです。その後、2022年11月に令和トラベルに転職しました。いま、令和トラベルでは主にフロントエンドエンジニアとしてウェブ周りの開発を担当しています。
白浜:私は5年ほど前にフロントエンドエンジニアとしてのキャリアをスタートさせました。最初の2年ほどハードウェアを開発する会社で働いた後、楽天に転職。楽天では主に「楽天トラベル」の管理画面の開発などをやっていました。
令和トラベルでは最初はツアー側の開発をやっていました。現在は海外ホテルを予約する新しいアプリケーション開発のフロントエンドを担当しています。
大浦:ありがとうございます。松本さんはフルタイムで働き始める前に、PP(※)として令和トラベルの開発に携わっていました。PPとフルタイムで何かギャップなどを感じることはありますか?
(※:令和トラベルでは、業務委託で入っていただいているみなさんを、雇用形態に関わらず共に働くプロフェッショナルとして「プロ・パートナーさん、通称PPさん」と呼んでいます!)
松本:ギャップは特に感じていません。違いを挙げるとすれば、PPは基本的にエンジニア業務のタスクを淡々とこなしていく感じで、フルタイムではそれ以外にも開発の上流工程から入っていき、意思決定にも関わることがあるくらいです。業務範囲に違いはありつつも、基本的な働き方や開発スタイルなどに変化はありません。
大浦:令和トラベルは情報をオープンに公開しているので、PPの頃からSlackのチャンネルなどで情報を取ることもできたと思いますが、当時からどのように感じていましたか?
松本:当時はそこまで考えていませんでした。自分は「技術力を高めたい」という思いでPPとして参加したので、目の前のタスクをこなすのに一生懸命だったと思います。
大浦:「技術力を高める」という観点で令和トラベルを見た時、現在の環境はいかがですか?
松本:品質を確保しながら迅速なソフトウェア開発を可能とするリリースプロセスや、柔軟に変化に対応できるソフトウェアアーキテクチャを採用している「モダンな開発環境」で働きたいという思いがあった中で、令和トラベルはぴったりだと思いました。上記の2つを満たしている環境だと思いましたし、何より働くことで得られる“学び”が非常に多そうだと感じたので、ジョインすることを決めました。
大浦:松本さんとは違って、白浜さんはPPの期間がなく入社されたと思います。実際に入社してみていかがですか?
白浜:入社してみて驚いたのは、開発スピードの速さです。前職は1カ月かけて新機能の開発からテストをしていたのですが、令和トラベルは1〜2週間で並列して開発しています。最初はそのスピードに追いつくのに苦労しましたが、今では慣れて非常に刺激的な環境で毎日を送っています。また松本さんと同じように、自分もモダンな開発環境で働きたい思いがあり、その点においても令和トラベルは魅力的な環境だと思っています。
例えば私達はウェブアプリのホスティングにVercelを使っているのですが、プルリク(コードレビュー依頼)を上げるたびに検証環境を自動で立ち上げてくれたり、本番環境へのデプロイが3分ですんだりと、モダンな技術の恩恵を存分に受けています。会社が技術にしっかり投資してくれているおかげです。
大浦:そんな中、メガベンチャーからスタートアップへの転職に迷いはなかったのでしょうか?
松本:正直、迷いはありました(笑)。それこそ前職は働く環境が整っており、働く中で不満に感じたことはありません。その点、スタートアップはメガベンチャーと比べると環境が整備されていない部分も多いです。そこに不安がなかったと言えば嘘になりますが、それでも個人的には「自分自身の成長」という観点ではスタートアップの方が今の自分には絶対に良いと考えていました。長い目で見たときに、スタートアップの方が成長できると思い、飛び込むことにしました。
白浜:私は、妻から「スタートアップって大丈夫なの?」と言われました(笑)。最終的には「今まで以上に技術力を高めたい」など、自分のキャリアに関する考えを伝えて、理解してもらいました。自分も松本さんと同じように、技術力を身につけるにはスタートアップの方が適していると思ったんです。入社して3ヶ月たちましたが、その選択は間違っていなかったと断言できるくらい、毎日自身の成長を感じています。
人事制度やオンボーディングも整っている「大人な会社」
大浦:白浜さんは子育てしながら働かれていますが、令和トラベルの「働く環境」についてはいかがですか?
白浜:前職も働きやすい環境でしたが、令和トラベルも同じくらい働きやすい環境だと思っています。例えば、令和トラベルの人事制度には「Any-Any(Anytime-Anywhere)」というものがあり、いつでもどこでも働けるような働き方が推進されているので、個人的にはそれがすごく助かっています。例えば家で在宅したときに、子どものミルクをあげるために15分席を離れたり、お迎えのために早めに仕事を切り上げて夜に再開する、などがいつでも自由にできます。
松本:前職との働く環境の違いを言うと、出社の機会が定期的にあること、リモート環境でもオンライン会議などで顔を出していることがあります。前職はフルリモートの環境で、オンライン会議で顔を出している人がほとんどいなかったので、チームメンバーの顔を見ることもあまりありませんでした。関係性ができていない状況の中、リモートワークをするとコミュニケーションが難しい部分があります。その点、令和トラベルはメンバーとの関係性が作りやすい環境が用意されているので、すごく働きやすかった印象です。
白浜:令和トラベルはフルリモートOKの環境ですが、エンジニアチームは「隔週で1日は出社しよう」となっており、ランチなどでコミュニケーションの機会があったのは良かったですね。それがあったので、入社後もすぐ新しい環境に馴染むことができました。
松本:そういう意味では、全社間で実施しているシャッフルランチの制度があるのは良いですよね。そういう仕組みや制度があると、他部門とも関係性をつくりやすく、エンジニア以外のメンバーとのコミュニケーションもとりやすくなるので、すごく良いと思います。
白浜:シャッフルランチにはインターン生も入っていて、彼らならではの視点や考えを聞けるのは個人的に勉強になります。また、グロースチームやビジネスサイドのメンバーと話すことができ、そこでサービスに対する考えや改善点なども聞けるので良い機会になっています。
大浦:エンジニアチームの雰囲気はどうですか?
松本:緩すぎず、カッチリしすぎず、ちょうど良い雰囲気かなと思います。リラックスしつつも緊張感を持って開発に取り組めています。
白浜:エンジニアチームはPdMとエンジニア、デザイナー、QAエンジニアが一緒に働いているのですが、PdMがガシガシ要件定義をして開発を進めていく流れが良いところだと感じています。それでいて、根性論で深夜まで残業をするのではなく、優秀な仲間たちがスマートに課題を解こうとする雰囲気が好きです。 スタートアップにしては、人事制度やオンボーディングの仕組みも整っていて、すごく大人な会社だなと思います。普通のスタートアップって自分でキャッチアップしていってね、ってポンと放り出されがちじゃないですか。
松本:入社してから1週間ほど、毎日4〜5時間はオンボーディングの予定が組まれており、そこでガッツリと会社のことについてインプットできたのはよかったなと思います。
白浜:ですね。マーケティングチームやグロースチームからのオンボーディングもあり、旅行業界の現状や課題などを事前にキャッチアップできたのは開発を進めていく上で良かったです。またこのくらいの規模のスタートアップにしては珍しく「Diversity, Inclusion and Belonging Promise」を制定して取り組んでいるところも、落ち着いた大人な組織だと感じる点です。
大浦:フロントエンドチームの課題はどこにあると思いますか?
松本:ウェブはアプリと比べてリリースしやすく、新しい施策を試しやすいのが強みだと思っています。ただ、現状のウェブはアプリと比べてまだ機能が足りていないので、なるべく早くアプリに追いつき、攻めた施策をもっと展開していきたいです。
白浜:そうですね、今後もやりたいことはたくさんありますね。ただプログラムを継ぎ足していくだけでは技術的な負債がたまっていくので、自分はそれをどう共通化していけるかが、守りの姿勢にも興味があります。現状はまだ深刻な負債はないのですが、都度立ち止まりながら課題と向き合い改善しながら開発を進めていけたらと思っています。
大浦:最後に、今後2人が挑戦したいことを教えてください。
松本:個人的な感覚としては、一定の技術力は身につきつつあると思うので、今後は開発だけでなく、マネジメントなどにも挑戦もしていけたらと思っています。
白浜:令和トラベルはフロントエンドとバックエンドの両方を経験しやすい環境です。フロントエンドの開発だけでなく、今後はバックエンドの開発もやってみて、技術領域を広げていけたらと思っています。
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