
こんにちは!令和トラベル エンジニアリングオフィスです。
この記事では、2025年7月8日で開催された、『顧客価値をドライブするエンジニアリングとは』の様子を紹介します!
今回のLT会では ”NEWTの急成長を支えた技術戦略を振り返る” と題し、弊社VPoEの麻柄が、事業成長と利益創出のためのエンジニアリングについて発表しました!
テーマは「顧客価値をドライブするエンジニアリングとは」
当日は、株式会社Algomatic・株式会社IVRy・株式会社LayerX・株式会社令和トラベルの4社が集結。IVRy社のオフィスで開催しました!
登壇内容について
今回登壇した4名の登壇内容について簡単に紹介していきます。
- 『アポドリ』リリースにおけるエンジニアリングの役割と実践(Algomatic / 菊池 琢弥)
- いかにしてIVRyのエンジニアは電話の未来を創造しているか(IVRy / 町田 雄一郎)
- 『圧倒的に使いやすい体験』にこだわるプロダクトと組織の作り方(LayerX / 榎本 悠介)
- NEWTの急成長を支えた技術戦略を振り返る(令和トラベル / 麻柄 翔太郎)
1. 『アポドリ』リリースにおけるエンジニアリングの役割と実践
1人目は 、株式会社Algomatic ネオセールスカンパニー CTOの菊池 琢弥氏が発表しました。
創業初期の「0→1フェーズ」において、生成AI事業の不確実性に対応するため、高速な仮説検証と事業のピボットを重視するエンジニアの役割を解説します。特にアポ取りサービスでは、顧客に徹底的に向き合い、仮説検証に寄与しない開発を極力行わない極端なアプローチで事業を立ち上げた事例を紹介しました
主なトピックスとしては以下です。
- 生成AI事業における「軍で戦う」戦略と、事業の素早いピボット
- 0→1フェーズのエンジニアに求められる役割:仮説検証の高速化
- 「アポドリ」開発における、顧客に徹底的に向き合った仮説検証と、不要な自動化をしない極端な開発アプローチ

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2. いかにしてIVRyのエンジニアは電話の未来を創造しているか
2人目は 、株式会社IVRy VP of AI Engineeringの町田 雄一郎氏が発表しました。
電話AIスタートアップとして、LLMなどのAI技術を組み合わせた電話自動応対サービスのプロダクト開発について発表しました。累計5000万件以上の着電に対応し、あらゆる規模のビジネスに最高技術を届けるため、3ヶ月ごとの高速なプロジェクトサイクルで仮説検証を繰り返す開発体制を敷いていると説明しました。
主なトピックスとしては以下です。
- 電話AIスタートアップとして、音声認識とLLMを活用した電話対応の自動化
- 社会に残る電話需要と、人手不足時代における電話自動化の価値
- 3ヶ月ごとのプロジェクトサイクルによる高速な仮説検証と、AIモデルの自動評価システム

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3. 『圧倒的に使いやすい体験』にこだわるプロダクトと組織の作り方
3人目は 、株式会社LayerX バクラク事業部 CPOの榎本 悠介氏が発表しました。
「バクラク」シリーズのSaaS開発におけるプロダクト組織のあり方について発表しました。最速で開発ループを回すため、エンジニアがプロダクトマネジメントを兼務し、フルスタックな動きを推奨。AI時代において、単なる開発だけでなく、プロダクトの「思想」を深く考え「何を作らないか」を追求し、将来の変更に柔軟に対応できる「オプション」を残す設計の重要性を強調しました。
主なトピックスとしては以下です。
- 最速のプロダクト開発を実現するためのエンジニアによるプロダクトマネジメント兼務
- プロダクトの「思想」の重要性:顧客要望を鵜呑みにせず、何を作らないかを考えることでシャープなプロダクトを追求する
- 将来の変化に対応できる「未来予知」と「オプション」を残す設計思想

※発表資料の展開はございません。
4. NEWTの急成長を支えた技術戦略を振り返る
4人目は 、株式会社令和トラベル VPoEの麻柄 翔太郎が発表しました。
NEWTを支える事業成長と利益創出のためのエンジニアリングについて発表しました。競合大手の中で優位性を確立するため、日本No.1のツアー商品数を目指し、複雑な旅行代理店業務を「全てソフトウェアで再現し完全自動化」するコンセプトで開発を進めていると説明。徹底した業界理解と自動化KPIマネジメントを通じて、事業成長と利益創出を両立させるエンジニアリングの重要性を強調しました。
主なトピックスとしては以下です。
- 競合優位性確保のため、日本No.1のツアー商品数を目指す
- 旅行代理店業務の完全自動化を目指したシステム構築
- 徹底的な業務理解と、自動化KPIのマネジメントによる事業成長と利益創出への貢献

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懇親会パートの紹介
発表後には、参加してくださったみなさまと懇親会を開催しました!
今回のキーワードである「顧客価値をドライブするエンジニアリング」についてはもちろん、各社が向き合う課題やチャレンジなど、さまざまなテーマで活発な情報交換がされました。
わざわざ会場に足を運んでくださったみなさまにとっても、有意義なお時間になっていたらうれしいです。お忙しいなか、ご足労いただき本当にありがとうございました!
毎度、直接オフィスへお越しくださる方には、お食事とお飲み物をご用意しております。みなさま、ご参加いただきありがとうございました!



まとめ
予測不可能なAI時代の事業・プロダクト開発に対し、それぞれの具体的な事例と深い学びを各社で共有しました。「エンジニアが単なる開発者に留まらず、事業やプロダクトの成長に深くコミットする」という新たな役割が各社を通じて強く強調されていました。
最後に、令和トラベルから登壇した麻柄に感想を聞いてみました!
麻柄:
事業をつくるためのエンジニアリングというテーマで各社の様々な観点での取り組みが聞けて僕自身とても勉強になりました。
あらためて、会場までお越しくださったみなさま、会場をご提供くださったIVRy社、そして主催企業3社の運営メンバーのみなさま、おつかれさまでした!今後も、このような貴重な機会をどんどん創っていければと思っておりますので、引き続きよろしくお願いします!
【7月30日開催】4社合同イベントのお知らせ
令和トラベルでは、技術的な知識や知見・成果を共有するLT会を毎月実施しています。発表テーマや令和トラベルに興味をお持ちいただいた方は、誰でも気軽に参加いただけます。
テーマは ”開発における生成AI”
今回は『開発における生成AIフル活用事例』と題し、DeNA社/スマートバンク社/カウシェ社/令和トラベルが集まり、toCプロダクトに強みを持つ4社が生成AIをどう活用し体験価値や開発競争力を高めているのかについてLT形式で発表を行います。
令和トラベルのオフィスにてオフライン・オンラインのハイブリット開催となりますので、ご興味のある方はぜひご参加ください!
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それでは次回のブログもお楽しみに!Have a nice trip ✈️