旅行の価値を届けるために令和トラベルへ 入社から3ヶ月の振り返り

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Mar 17, 2025
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Koji Torishima
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はじめに

はじめまして、令和トラベルでiOSエンジニアをしている鳥嶋です。
2024年12月より令和トラベルに入社し、旅行アプリ『NEWT(ニュート)』のiOSアプリ開発に携わっています。
この記事では、令和トラベルへの入社の決め手や入社後の約3ヶ月間で取り組んだことを振り返りながら、今後の目標も含めてお伝えしたいと思います。最後まで読んでいただけたら幸いです。

なぜ令和トラベルに入社したのか

旅行との関わり ー 旅行の価値をより多くのカスタマーに届けたい

これまでの人生の中で、さまざまな国や地域を訪れる機会に恵まれ、その中で日常では触れることのできない文化や価値観に出会い、視野が広がり、旅行を通して自分の人生観が大きく変わりました。
振り返ると、幼少期に親戚が国内外のさまざまな地域に住んでいたり、小学生から高校生まで打ち込んだ剣道の遠征などで、日本全国はもちろん海外も含めてのいろいろな土地を訪れる機会が多くありました。
それぞれの地域の文化に触れたり、多様な価値観を持つ人たちと交流することで、人間的にも大きく成長できたと感じています。
こういった「非日常の体験」を求めて、いまでも国内・海外さまざまな国や地域に行くことで、あらたな経験や価値観をインプットすることができています。
旅をすることは、単に新しい場所を訪れるだけではなく、自分自身の価値観を広げたり、時には見直したりする機会でもあると思っています。こうした経験を積み重ねる中で、旅そのものが人生を豊かにするものだと改めて感じる機会が多くありました。
こうした体験をより多くのカスタマーにも届けたいと考え、NEWTというプロダクトを通じて、旅行をより身近なものにし、一人ひとりが自分らしい体験・自分らしい人生を見つけられるようなサービスを提供したいと思ったことが令和トラベルに惹かれたきっかけでした。
 

令和トラベルへの共感

令和トラベルへの入社の決め手は、 Mission・Vision・Valueや、DEI Promise、そしてEngineering Culture に強く共感したことです。
特に「あたらしい旅行を、デザインする」というMissionのメッセージの中に「旅行が人生を豊かにしてくれると信じている」という言葉は、前述の通り、私自身が旅行を通じて価値観が広がり、人生が豊かになったと感じているからこそ共感したポイントでした。
また、DEI Promiseのメッセージについても、こうした内容を対外的に発信し、自分たちが社会に対してどのような価値観・メッセージを持って活動しているのかというのが、細部まで言語化されており「令和を代表する会社」だと感じることができました。
こうした環境の中で会社とともに成長したいと思い、入社を決めました。
▼Mission・Vision・Valueについてはこちら:
▼DEI Promiseについてはこちら:
▼Engineering Culture についてはこちら:
 

充実したオンボーディングの数々

組織や事業について理解を深める

令和トラベルではオンボーディングプログラムとして、各部門からのコンテンツが用意されていて、組織全体の構造や業務フローについて体系的に理解を深めることができました。
特に、サービスローンチ時からカスタマーにとっていかに良いプロダクトを提供できるか、そのために何が必要だったのか、どのようにしてNEWTが作られていったのかなど、過去取り組んできた内容も含めて知ることができたのは非常に有意義でした。
 
旅行業界に飛び込むのは初めてでしたが、想像以上に複雑なドメイン構造の中、業界全体が日々動いていると実感しました。
入社以前に見えていた旅行業界では、海外サービスの参入もありDXが進んでいるように見えていました。しかし、実際は人の手作業で行われている数々の業務があることを思い知らされました。
例えば、飛行機の座席予約を旅行手配業務を行うチームが、各航空会社のwebサイトに行き、1件ずつ予約をしているんです。
今までは表面的な部分、特にカスタマー視点でしか見ることができていなかったと改めて実感することができ、自分たちが先頭に立ち、業界のさまざまな部分を当事者意識を持ってスピーディーに変革に取り組んでいかないといけないなと感じることができました。
旅行業界の複雑さや課題については、以下の記事を読んでいただくとよりイメージ掴みやすいかと思います。
 

「品質」と「ブランド視点」から見るNEWTのプロダクト開発

オンボーディングの中でも特に印象に残ったのが、以下の2つオンボーディングコンテンツです。
  • QAチームによる品質保証への取り組み
  • デザインチームによるNEWTのブランディングについて
 
QAチームのオンボーディングでは、テストのプロセスや品質管理の重要性について学びました。特に「品質」や「テスト」とは何なのか?など本質的な部分を知れたことや、「品質とスピードはトレード・オンできる」というカルチャーがとても刺さりました。
これまで「品質」と「スピード」という二つの軸を妥協せずに開発をしていくというのはなかなか難しいことだと感じていたのですが、令和トラベルのQA組織では、「どうしたら両立できるのか?」ということをしっかりと言語化し、かつ実際に取り組み、改善し続けていて、プロダクト開発組織においてもとても信頼できるチームだなと実感しました。
 
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これまでの数々の取り組みは、こちらの資料に詳しく紹介されています。
 
ブランディングに関するオンボーディングでは、弊社がどのようなブランドメッセージを大切にしているのか、それをプロダクトにどう反映しているのかを学ぶことができました。
カスタマーにどのような価値を届けるべきかを常に意識することの重要性だけでなく、旅行業界の中でNEWTが目指すポジショニングや、競合との違い、ブランドの一貫性を保つための施策などについてインプットできる機会になりました。
 
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実際の業務に入って開発を進める上で、技術的な側面だけでなく、常にプロダクト思考を持ち、ブランド視点を意識しながら細部にまでこだわりを持って取り組むことの重要性を改めて感じました。
オンボーディングを受ける中で、NEWTのプロダクト開発において追求している「細部までのこだわり」「妥協しないクオリティ」への取り組みを学ぶことができました。
 

Mission・Vision・Valueを深く理解する

入社直後に実施された「MVV(Mission・Vision・Value)研修」では、会社が掲げるMission、Vision、Valueの各要素について具体例を交えながら議論を行い、未来の理想像を明確にし、自らが取るべき行動を言語化する機会となりました。
令和トラベルでは、以下の3つのValueを掲げており、自分達がどう体現していくのかを考えまとめていきました。
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私はこのValueに対して以下のような解釈をし言語化しました。
💡
LEARN NEW
  • さまざまなことを学び続け、かつ楽しむ
  • 既存知識のアップデートをする
  • 旅行業界のドメインを学ぶ
💡
OWNERSHIP
  • 課題に対する当事者として向き合う
  • 他人事ではなく自分ごとにする
  • ドメイン知識を使ってプロダクトを開発する
💡
GO FAST
  • 意思決定の中にスピードという観点が存在する
  • 一番時間がかからないことから取り組む
  • アウトカムを出していく
  • 小さく早くやって大きな成果を出す
 
これまでは、MVV対して主体性を持って行動に落とし込むという機会がなかったため、入社直後にこの研修を経験できたことは、企業文化や組織としての方向性を理解する上で非常に貴重なものとなりました。
 

プロダクトの理解と開発への第一歩

プロダクト開発のオンボーディングでは、ミッション形式でプロダクト全体の理解を深めるコンテンツが用意されていました。各機能の詳細な説明や操作方法を学び、プロダクトの全体像を把握していきました。
 
まず、開発サイクルや他チームとの連携の流れについてレクチャーを受け、プロジェクト全体の進め方を把握。 開発導入時にはペアプログラミングによって、実際の実装フローを学びながらサポートを受けました。
さらに、コードレビューを通じて、チームのコーディングスタイルや設計の考え方をインプットするステップや、iOSチームが採用している技術スタックやアーキテクチャについて、その目的や背景をインプットする機会もあり、プロジェクトの設計方針を理解する上で非常に有意義な時間となりました。
そういったプロセスを経て、不具合修正やTCA(The Composable Architecture)周りのリファクタリングなど、実践的なタスクにも取り組んでいきました。
私は、TCAが導入されたプロジェクトでの開発は未経験だったため、TCAのチュートリアルを一通り実施し、基本的な実装方法を学んだ後、ObservableStateマクロ対応を一行うことで、TCAの基本的な使い方や概念を体系的に学ぶことができました。
 
 

現在の開発業務

現在は検索体験の向上を通じてカスタマー満足度を高め、予約件数の最大化を目指すチームに所属し、iOSエンジニアとして開発を進めています。プロダクトの品質向上とカスタマー体験の向上を目的にさまざまな開発業務に取り組んでいます。

検索体験向上のための施策開発

施策の開発においては、どのような改善がカスタマーにとって有益かを議論しながら、チーム全体で意見を出し合い、機能の改善に取り組んでいます。
具体的には、KPIを確認しながらどの部分に課題があるのかを特定し、検索体験の向上に向けた施策を提案・開発しています。職種を超えたメンバーが改善のアイデアを提案できる環境があり、 実際にいくつかの機能はエンジニア主導で開発されました。
こうした開発プロセス全体を通じ、カスタマー体験の向上に貢献するとともに、より優れたプロダクトづくりに向けた取り組みを推進しています。

不具合修正

カスタマーに与える影響の大きさを考慮しながら優先順位を設定し、随時対応を進めています。カスタマーの操作や体験に大きく影響する問題を優先的に修正し、より快適にアプリを利用できる環境を整えることを意識しています。

技術改善

TCAのマイグレーションでは、現在 1.7 へのマイグレーション対応 を進めており、今まで複雑になってしまっていた実装が、よりシンプルで直感的に実装できるようになるため、今後の開発体験向上にも寄与しています。
 

これからの展望

今後の目標は、カスタマーの旅行体験をより特別なものにするプロダクトを作り続けることと同時に、より多くの方にとって価値ある機能やサービスを届けられるよう、開発を進めていきたいと考えています。
また、一人のカスタマーとしてこれからもさまざまな場所へ旅に行き、その体験や気付きをNEWTのプロダクト開発に還元しながら、旅行を通じて人生を豊かにしていきたいと思っています。一つひとつの改善を積み重ねながら、カスタマーへ最高の旅行体験を提供できるプロダクトを目指していきます。
 
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
 

3月18日開催!「NEWT Tech Talk vol.15」のお知らせ

令和トラベルでは、技術的な知識や知見・成果を共有するLT会を毎月実施しています。発表テーマや令和トラベルに興味をお持ちいただいた方は、誰でも気軽に参加いただけます。

今月のテーマは ”サービスの成長に合わせたフロントエンドの進化

3月の「NEWT Tech Talk vol.15」は、『NEWT(ニュート)』のプロダクト開発を牽引するフロントエンドチームよりyassan、shirahama_xの2名が登壇!
さらに今回は特別ゲストとして、『バクラク』の開発・運営を行う株式会社LayerXからizuminさん、『ベースマキナ』の開発・運営を行う株式会社ベースマキナからtaroさんをお迎えし、”サービスの成長に合わせたフロントエンドの進化” と題して、LT形式で発表を行います。
 
そのほか、毎月開催している技術発信イベントについては、connpass にてメンバー登録して最新情報をお見逃しなく!
 

令和トラベルでは一緒に働く仲間を募集しています

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