
こんにちは!令和トラベル エンジニアリングオフィスです。
この記事では、2025年9月18日にオンライン・オフラインのハイブリッドで開催された、「NEWT Tech Talk vol.18」の様子を紹介します!
今回は、 ”AI×Backend −実用化を支える技術と効率化の現在地” と題し、MOSH株式会社・Nstock株式会社・令和トラベルの3社タイアップイベントとして開催。
各社におけるプロダクト開発の現場で、AIをどのようにBackend開発に活用し、開発の効率化や生産性の向上を実現しているのかなど、実務の取り組みを交えて紹介しました!
「NEWT Tech Talk」とは?
令和トラベルのエンジニアリングチームは『あたらしい旅行を、デザインする。』というミッションのもと、日々多くの課題を解き続けています。
仕事に取り組む中で得た個々の知見をチーム全体に還元し、みんなで学び、成長するために、私たちは毎月Tech LT会「NEWT Tech Talk」を開催しています。
登壇内容について
今回登壇した3名の登壇内容について簡単に紹介していきます。
- AIをプロダクトに溶け込ませる方法(MOSH / Genta Kaneyama)
- ドキュメントファーストで回すスペック駆動開発(Nstock / Kiyoshi Tanaka)
- AIで開発生産性を上げる個人とチームの取り組み(令和トラベル / TaniiGo)
1. AIをプロダクトに溶け込ませる方法
1人目は 、MOSH株式会社 エンジニアのGenta Kaneyamaが発表しました。
AIを “目立つ機能” ではなく既存の体験になじませる設計がテーマ。ユーザー価値を起点に、同期・非同期の切り分けや責務分離を行い、プロンプト設計と評価、失敗時のフォールバックまでを一連で設計する実務知見が紹介されました。
トピックスとしては以下です。
- 体験に溶け込むユースケース選定とUX設計
- 同期/非同期の切り分けと責務設計、運用の見通し
- プロンプト設計・評価とフォールバックでの安心づくり

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2. ドキュメントファーストで回すスペック駆動開発
2人目の発表は、Nstock株式会社 セカンダリー事業 エンジニアのKiyoshi Tanaka。
「AIにコードを書かせても期待通りにならない」原因を “コンテキスト不足” と捉え、doc → spec → PR → doc の軽量ループで再現性を高める手法を提示。stance/rules/knowledgeの3層ドキュメントと、ドメイン・コンプライアンス・セキュリティなどの Subagent 分業で、判断の痕跡と最新性を保つ進め方が共有されました。
トピックスとしては以下です。
- 仕様→実装→検証をひとつにつなぐ進め方
- サブエージェント前提のタスク分割と依存関係の整理
- レビューとテストの自動化による品質と速度を両立

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3. AIで開発生産性を上げる個人とチームの取り組み
最後の発表は、令和トラベル Backendエンジニアのtaniigoの発表です。
主要テーマは3つ。コーディングエージェントの運用ルール統一、claude.md の段階的導入、レビューのAIペアプロ化。個人の型とチームのガードレールを整え、PR要約や影響範囲の洗い出しをAIで下支えしつつ、人は設計意図とリスクに集中するワークフローが提案されました。
トピックスとしては以下です。
- エージェント運用ルールの統一
- claude.mdを最小構成から段階導入し、コンテキストを最適化
- PRレビューをAIとペアプロ的に実施

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当日の様子や発表内容が気になる方は、こちらから視聴可能です!👀
懇親会パートの紹介
発表後には、毎回恒例の懇親会を開催しました!
今回のキーワードである「AI×Backend −実用化を支える技術と効率化の現在地」についてはもちろん、各社が向き合う課題やチャレンジなど、さまざまなテーマで活発な情報交換が行われました。
毎回ご参加いただくみなさまには、お食事とお飲み物をご用意しております。みなさま、ご足労いただきありがとうございました!

“リアル版 たびガチャ” を、3社コラボで実施!
旅行アプリ『NEWT(ニュート)』で大人気の「たびガチャ」をリアルで再現!
受付でお配りしたメダルでガチャを回すと、3社それぞれのノベルティが当たるミニ企画。ノベルティは、実用的なグッズから記念にうれしいアイテムまで、各社の選りすぐりをご用意しました!
参加者のみなさまの交流のきっかけにもなり、会場の一体感づくりにもひと役。イベントの余韻を、持ち帰れる形でお届けできました。

まとめ
予測しづらいAI時代に向けて、3社それぞれの具体例からプロダクトに自然に溶け込むAI、仕様を起点にした再現性、運用での品質と速度の両立という共通の学びが整理されました。
小さく試し、計測し、継続して改善する姿勢が、AI活用の土台を強くします。今回のLT会で、令和トラベルから登壇したtaniigoに感想を聞いてみました!
あらためて、会場までお越しくださったみなさま、そして主催企業3社の運営メンバーのみなさま、おつかれさまでした!
今後も、このような貴重な機会をどんどん創っていければと思っておりますので、引き続きよろしくお願いします!
10月のイベント開催のお知らせ
令和トラベルでは、このように技術的な知識や知見・成果を共有するLT会を毎月実施しています。発表テーマや令和トラベルに興味をお持ちいただいた方は、誰でも気軽に参加いただけます。
【10/21(火)開催!】After iOSDC & DroidKaigi 2025|Mobile LT Night
今年も、iOSDC Japan 2025 / DroidKaigi 2025 のアフターイベントを開催予定です!
アンドパッド社・タイミー社・ココナラ社・令和トラベルの4社合同で「After iOSDC & DroidKaigi 2025 | Mobile LT Night 」と題して、スポンサー企業として参画した大規模イベントを振り返りつつ、モバイルアプリ開発に関する知見を共有しあえるコンテンツをご用意しています。
そのほか、毎月開催している技術発信イベントについては、connpass にてメンバー登録して最新情報をお見逃しなく!
令和トラベルでは一緒に働く仲間を募集しています
この記事を読んで会社やプロダクトについて興味を持ってくれた方は、ぜひご連絡お待ちしています!お気軽にお問い合わせください!
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それでは次回のブログもお楽しみに!Have a nice trip ✈️