【イベントレポート】try! Swift Tokyo 2025に参加しました!

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Ryuichi Fukami
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ios
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May 1, 2025
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try-swift-2025
tags
iOS
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こんにちは。令和トラベルのiOSエンジニアのRickです!
2025年4月9日~4月11日の3日間に渡り「try! Swift Tokyo 2025」が開催されました。参加されたみなさま、カンファレンス運営に携わったみなさまお疲れさまでした。
今回のカンファレンスにおいて印象に残った内容や、当日の様子を交えてイベント内容をお伝えしたいと思います。

try! Swift Tokyo 2025について

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カンファレンス概要

📝
『try! Swift Tokyo 2025』とは?
Swiftを使った開発のコツや最新の事例を求めて世界中から開発者が集います。
日頃のSwiftの知識やスキルを披露し、協力しあうことを目的に、
2025年4月9日 - 11日の3日間開催します! ※ try! Swift Tokyo 2025 (イベントサイト) より

タイムテーブル

イベントは合計3日間にわたって開催され、Day1は午後から、Day2, 3は午前から午後まで4つの会場で多くのセッションが行われました。
それと並行してスポンサーブースの出展がありました。

イベント当日の様子

セッション会場の様子
セッション会場の様子
Day2のパーティーの様子
Day2のパーティーの様子
 
ブース出展の様子
ブース出展の様子
 
セッションでは世界各地から集まった開発者が、Swiftに関する知見や、実践で得た学びを発表してくれました。また、懇親会では多くの開発者と交流できたり、懐かしい再会もあったりと、今後のモチベーションや当時の思い出を沸き立たせるものとなりました。

印象に残ったセッション

#1 Special effects with SwiftUI Text by Paul Hudson

Video preview
Textのレンダリングは、「GRYPH」「RUN」「LINE」の3要素に分類できることを説明してくれました。また、Metalを利用することで、ピクセルに分解できます。好きなShaderを当てはめることができるため、柔軟なエフェクトを付与することができます。
 
5:09より抜粋した、3要素への分解の説明
5:09より抜粋した、3要素への分解の説明
この仕組みを理解すると、文字を単なる情報の表示手段ではなく、視覚的に魅力ある表現として扱えるようになる点がとても面白いと感じました。レンダリングの構造を分解して捉えることで、UI/UXにおける演出の自由度が一気に広がることに驚きました。

#2 Understanding Render Loop to optimise SwiftUI by Pradnya Nike

Video preview
UIの更新と描画は、Render roopという周期的なサイクルによって管理されており、いくつかのPhaseに分解されることが説明されました。
 
2:42地点より抜粋した、Render LoopにおけるPhaseの説明
2:42地点より抜粋した、Render LoopにおけるPhaseの説明
また、複雑なレンダリングを行おうとすると、CPU使用率が上がるリスクがあります。その際は、drawingGroupを使うと問題を回避できますが、メモリ消費を上げるリスクがあります。どういう場合に、そのリスクがあるか、それが起こった際にどう回避すべきかの説明もありました。
グローバルで展開されているアプリにおいては、複雑なアニメーションを採用しているものも少なくありません。旅行アプリ『NEWT(ニュート)』もグローバル展開を目指す中で、よりレンダリングの効率性を重視しながら実装していく必要があるなと感じました。
 
他にも開催期間中にたくさんのセッションが企画されていました。詳しくは公式ホームページをご覧ください!

おわりに

上記でピックアップさせていただいたものは一部ですが、どのセッションも勉強になる内容が非常に多く、今後のプロダクト開発に活用していきたい内容もありました。最新のSwift技術や実践的な知見に触れ、大きな刺激を受けました。
また、世界から集まる熱意ある開発者たちとの交流も貴重な機会となりました。主催並びに登壇者のみなさま、たくさんの貴重なセッションありがとうございました!
 

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