【イベントレポート】try! Swift Tokyo 2026に参加しました!

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Ryuichi Fukami (Rick)
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Apr 30, 2026
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swift
try! Swift Tokyo 2026 会場の様子
try! Swift Tokyo 2026 会場の様子
 
こんにちは。令和トラベルにて旅行アプリ「NEWT (ニュート)」の開発をしているRickです!
2026年4月12日〜4月14日の3日間に渡り「try! Swift Tokyo 2026」が開催されました。参加されたみなさま、カンファレンス運営に携わったみなさまお疲れさまでした。
今回のカンファレンスにおいて印象に残った内容や、当日の様子を交えてイベント内容をお伝えしたいと思います。

try! Swift Tokyo 2026について

Tim Oliver氏と写真が撮れるスポット
Tim Oliver氏と写真が撮れるスポット

カンファレンス概要

📝
『try! Swift Tokyo 2026』とは?
Swiftを使った開発のコツや最新の事例を求めて世界中から開発者が集います。
日頃のSwiftの知識やスキルを披露し、協力しあうことを目的に、
2026年4月12日 - 14日の3日間、東京・立川にて開催されました!
  • Day1(4/12):ワークショップ
  • Day2-3(4/13-14):カンファレンス(会場:立川ステージガーデン)
※ try! Swift Tokyo 2026 (イベントサイト) より

タイムテーブル

イベントは合計3日間にわたって開催され、Day1はワークショップ、Day2・Day3は午前から午後まで複数のトラックで多くのセッションが行われました。
それと並行してスポンサーブースの出展もあり、世界中から集まったSwift開発者たちと交流できる機会となりました。

イベント当日の様子

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懇親会・飲食エリアの様子
懇親会・飲食エリアの様子
スポンサーブースの様子
スポンサーブースの様子
セッションでは世界各地から集まった開発者が、Swiftに関する知見や、実践で得た学びを発表してくれました。また、懇親会では多くの開発者と交流できたり、懐かしい再会もあったりと、今後のモチベーションや当時の思い出を沸き立たせるものとなりました。

印象に残ったセッション

#1. Swift Concurrency Type System

Yasuhiro Inamiさんによるセッション。async / await / actor をはじめとする20以上もの型・キーワード・属性が存在する Swift Concurrency ですが、その難しさの根底にある型システムの構造を体系的に解き明かすものでした。
キーとなるのは次の2つの軸です。
  • Capability(@κ) — コードがどのアクター上で実行されるか(実行コンテキスト)
  • Region(ρ) — 値がどのアクターの隔離域に属しているか
この2軸をもとに、@Sendable@isolated(any) といったアノテーション間のクロージャ変換ルールを「Sync / Async Conversion Matrix」として網羅的に整理されており、日頃ふわっと理解していたコンパイラエラーの意味がスッキリ腑に落ちました。また、sending パラメータが Affine 型(線形型)の「消費(consume)」概念と本質的に類似しているという洞察も非常に印象的で、型理論的な裏付けとともに解説いただけた点が他のセッションにはない深さでした。
Sync Conversion Matrix
Sync Conversion Matrix

#2. Beyond Translation

Hashiba Satsukiさんによるセッション。「アプリは本当にローカライズされていますか?翻訳で止まっていませんか?」という問いかけから始まるこのトーク。数字・日付・ソート順といったロケール固有の差異が、FormatStyle の利便性の影に潜んで気づかれにくくなっているという内容が印象に残りました。Foundation の Locale を起点に実装上の「盲点」を可視化するアプローチで、国際規格から実装ヒントまで体系的に整理されており、「翻訳」を超えた真のローカライズとは何かを改めて考えさせられるセッションでした。
 
因みに、NEWTは多言語対応をサポートしています。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
 
今後更なるグローバル展開を見据えると、ホテル料金をユーザーのロケールに合わせて表示する多通貨対応では FormatStyle.Currency にロケールを組み合わせることで、自然な価格表記が実現できます。「翻訳済み=ローカライズ完了」ではなく、数字・並び順・日付表記まで含めた設計を早い段階から考えることが、将来の多言語展開をスムーズに受け入れるアーキテクチャへの近道だと改めて感じました。
 
他にも開催期間中にたくさんのセッションが企画されていました。詳しくは公式ホームページをご覧ください!

おわりに

上記でピックアップさせていただいたものは一部ですが、どのセッションも勉強になる内容が非常に多く、今後のプロダクト開発に活用していきたい内容もありました。最新のSwift技術や実践的な知見に触れ、大きな刺激を受けました。
 
また、世界から集まる熱意ある開発者たちとの交流も貴重な機会となりました。主催並びに登壇者のみなさま、たくさんの貴重なセッションありがとうございました!

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それでは次回のブログもお楽しみに!Have a nice trip ✈️

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