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【イベントレポート】開発合宿「Bet on Future Day vol.2 ~AI活用編~」を開催しました!

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Apr 18, 2023
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Rena Kanahama
 
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こんにちは!令和トラベル Designer 兼 PM のkanahamaです。
2023年4月11日に、開発合宿「Bet on Future Day vol.2 ~ AI活用編 ~」を実施しました!
そこで今回は、開発合宿開催の背景とイベント当日の一部始終を紹介します。ぜひ最後までご覧ください!

Bet on Future Dayについて

Bet on Future Dayとは

「Bet on Future Day」とは、エンジニアやデザイナー、PMメンバーで一日中ひたすら開発やプロダクトと向き合うための1day合宿です。通常業務とは異なり、自ら取り組むテーマを決め、合宿期間中に何かしらのアウトプットを生み出すことを目指したイベントです。
vol.1の開催レポートは、こちらの記事にまとまっているので、ぜひご覧ください。
 
 
※イベント名「Bet on Future Day」は、令和トラベルの過去のバリューである(現在はバリューが変更されています)「Bet on Fire」からもじって、「Bet on Future Day」と命名。"この日は未来に活かされる取り組みに全員でベットしよう"という想いを込めています。

開催の背景

令和トラベルは「令和時代を代表する、デジタルトラベルエージェンシーを創る。」というビジョンを掲げています。
まさに今、ChatGPTをはじめとする生成系AI技術は大変注目されており、”デジタルトラベルエージェンシー”としてあたらしい旅行の形を考える上で、最先端のテクノロジーを理解し、活用する必要があります。令和トラベル社内でも #pjt_chatgpt チャンネルができるなど、連日盛り上がりを見せ、さまざまな活用アイデアが浮かんでいます。
そしてこの技術を具体的に業務に取り入れたり、プロダクトに反映すること、さらなる学びを得ることができないかという共通の思いがありました。
そのため全員が技術を理解し、キャッチアップするために、通常の業務から一時的に離れて、じっくりと取り組む時間が必要でした。
そこで今回は、生成系AIを活用して、普段の業務をより効率化させたり、これまでにないあたらしい体験をお客さまに提供することにつながる発見を一つでも多く得ることを目標とし、第2回Bet on Future DAYを開催しました。

開催までの流れ

プロダクトチームの週次定例でアイデアが提案され、その後開催が決定しました。
参加者はプロダクトチームの全メンバーです。
「合宿は事前の準備が大切」。令和トラベルで大事にされているフレーズにもとづき、合宿に先立って取り組みたいテーマを募集し、類似テーマに取り組むメンバー同士でチームを組みました。
 
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また、社内SlackへのGPTを使ったChat Botを導入などを推進してくれているエンジニアの木村が、事前に検証基盤を構築してくれました。当日はそれを活用するチームも!詳しい内容は木村のブログでご覧ください。
 
開催に関しては、前回の「Bet on Future Day」の振り返りを活かして
  • 広くて活発に議論のできる場所を選定
  • 成果発表は、全社で興味を持つ方々が自由に参加できるように事前に広報
などの改善を行いました。

合宿当日

当日は、「いいオフィス 下北沢」さんをお借りして、全員がSlackの通知をOFFにし、会議も全て調整。合宿に専念できる環境を整えました。

当日の流れ

  • チェックイン - 各チームの取り組む内容を発表
  • もくもく作業
  • 下北沢の街を散歩しながらランチタイム
  • 午後も作業
  • 成果発表会
  • 有志で打ち上げ!
 
下北沢「いいオフィス」さんの素敵な環境をお借りし、もくもく作業
下北沢「いいオフィス」さんの素敵な環境をお借りし、もくもく作業
 
ランチはやっぱりスープカレー!いつもと違う環境で働く楽しみのひとつです。
ランチはやっぱりスープカレー!いつもと違う環境で働く楽しみのひとつです。
 

成果発表

前回はプロダクトチームを中心に成果発表会を行いましたが、他のチームからも「知りたい!」という声があったことや、AIを活用した業務改善には多くのメンバーからのフィードバックが必要だと思い、今回は社内全体に広報し、様々なチームのメンバーに向けて成果発表を行いました。
そのおかげで、成果発表会はとても盛り上がり、いろいろなチームから、自分たちの業務ではこう活用できそう、今後どんなアップデートがあったら嬉しいなどたくさんのアイデアが寄せられました。
Zoomを繋いで、他チームのメンバーに向けても発表を行いました。
Zoomを繋いで、他チームのメンバーに向けても発表を行いました。
 
かなり真剣に成果発表を聞いている様子…
かなり真剣に成果発表を聞いている様子…
 
Slackでは自分の業務に活かせるかも?の質問も飛び交いました。
Slackでは自分の業務に活かせるかも?の質問も飛び交いました。

合宿で得た成果と学び

合宿では、大きくふたつのトピックに分かれて生成系AIの活用方法を模索しました。

お客さま向けの機能

  • お客さまにAIコンシェルジュを提供して、ツアー探しをサポートする
  • 最適な旅行プランを見つける手助けをする
  • ツアーを比較しやすくする機能を提供する
試作段階のAIコンシェルジュ。AIコンシェルジュが搭載される日も近いかも…??
試作段階のAIコンシェルジュ。AIコンシェルジュが搭載される日も近いかも…??

業務効率化のための機能

  • データベースの定義情報をもとにSQL文を作成してくれるSlack bot
  • ツアー情報をもとに、適切なタイトルを提案する機能
  • オンラインミーティングの自動議事録生成
などなど、書ききれないほどのテーマに取り組みました。
 
実現まで至ったテーマや、現段階では難しいことがわかったことなど、たくさんの学びをお互い共有し合うことができました。
 
どのような活用方法であっても、インプットするデータの質が重要で、販売している旅行商品はもちろん、これまで作成してきた「NEWTの旅行ガイド」や「ヘルプセンター」が大切な情報資産となりそうです。
さらに、お客さまや社内のメンバーが手軽に利用できることが大切であり、いつどのように使えるかというユーザーエクスペリエンス(UX)の設計も重要であることが分かりました。 個別のテーマについては、NEWTサービスへの組み込みや、当ブログでのコンテンツ化など、最新情報をお伝えできるように準備をすすめますので、ぜひチェックしてくださいね。

まとめ

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第2回の開催にもかかわらず、メンバーから好評をいただいて、プロダクトチームの文化として根付き始めている「Bet on Future Day」。
合宿開催前は「AIを使ってどんなことができるだろうか。。」などメンバーから不安の声もあったのですが、いざ開催してみると実用的なアウトプットやアイデアがたくさん出てきました。やはり通常業務から少し離れてみることは新しいクリエイティブには重要なようです!
これからも定期的に開催して、スキルアップや情報共有を目指す予定です。さらに、社外の方々を招いて情報交換の場も設けたいという意見も出ています。
 
また、ChatGPT活用をプロダクトチームのみならず、社内全体に広めるために、ChatGPTの使い方や、アイデアについての講習会も開催する予定です。
 
もちろん、GPT-5などの今後の技術進歩にも注目しています。様々な技術を駆使し、私たちのミッションである「あたらしい旅行を、デザインする。」にふさわしい、お客さまに喜んでいただける新たな体験を提供していくことが目標です!
合宿の打ち上げ(有志)で食べた牡蠣串
合宿の打ち上げ(有志)で食べた牡蠣串
このレポートを通して、少しでも令和トラベルの開発チームの雰囲気や魅力を感じていただけたら嬉しいです。今後も、このようなイベントがあった際には発信していきます!
また、一緒に働く仲間もまだまだ募集中なので、もし令和トラベル・NEWTに興味をもっていただけた方はお気軽にご連絡ください。メンバー全員でお待ちしております!
さらに定期的に令和トラベルの技術や組織に関する情報発信を開催予定です。connpass にてメンバー登録して最新情報をお見逃しなく!

ちなみに…

今回のブログのサムネイルに使われているイラストは 画像生成AI「Midjourney」を作って制作しました!(お気づきでしたか?実は背景の地球がすこし不思議な感じに…)
デザイナー個人としてもかなり可能性を感じる技術なので、活用に向け試行錯誤中です!
全体像。背景が特にかわいいです
全体像。背景が特にかわいいです
イラストを生成したプロンプトはこちら 👉 
🗒️
inspired illustration of travel the world with airplane and iphone Chat App, A minimal and simple unfinished line drawing, green background, Minimalism, 5,8K --ar 3:2 --v4 --q2 -
 
それでは次回のブログもお楽しみに!