【イベントレポート】Bet on Future Day vol.9

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Dec 13, 2024
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Semba Taku
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💡
この記事は、「NEWT Product Advent Calendar 2024」Day10の記事となります。
 
こんにちは!「NEWT Product Advent Calendar 2024」10日目は、令和トラベル Backend エンジニアの仙波が、Androidエンジニアともながからバトンをもらい、2024年12月5日(木)に開催した第9回ハッカソン形式の社内開発合宿『Bet on Future Day vol.9』について紹介します。ぜひ最後までご覧ください!
 
今回の開発合宿では「旅行の未来を想像して、今までの旅行サービスにない機能をつくる」というテーマで、プロダクト開発チームの34名のメンバーが8チームに分かれ、未来の旅行体験の創造に挑戦しました✈️

Bet on Future Dayについて

Bet on Future Dayとは?

「Bet on Future Day」は、エンジニアやデザイナー、PMメンバーで一日中ひたすら開発やプロダクトと向き合うための1Day合宿です。通常業務とは異なり、自ら取り組むテーマを決め、合宿期間中に何かしらのアウトプットを生み出すことを目指したイベントです。
この合宿では、日々の案件開発では着手できないが、令和トラベルの未来につながるR&Dや開発改善など、腰を据えて行う一日として隔月開催してきました。
これまで開催したBet on Future Dayレポートは以下のようにまとまっていますので、ぜひご覧ください。

vol.1の開催レポート

vol.2の開催レポート

vol.4の開催レポート

 
※イベント名「Bet on Future Day」は、令和トラベルのバリューの一つにあった「Bet on Fire」からもじって、”この日は未来に活かされる取り組みに全員でベットしよう”という想いを込めて「Bet on Future Day」と命名しました。

今回の取り組み

💡
旅行の未来を想像して、今までの旅行サービスにない機能をつくる
 
私たちは、テクノロジーを駆使し、あたらしい旅行体験を実現するためにプロダクト開発に取り組んでいます。「あたらしい旅行を、デザインする。」という弊社のミッション実現に向けて、今回は未来の旅行体験をテーマに設定しました。
 
例えば…
  • 旅行前の計画の立て方はどう変化するのか
  • 旅行中の体験はどう進化するのか
  • 旅行後の思い出の残し方は?
  • ソーシャライズ、AI検索、在庫管理の未来は?
このような問いに対して、全く新しいアプローチで解決策を探っていきました。
 

事前準備

合宿開催までの流れ

今回は、チーム内での議論とアイデア出しに十分な時間を確保するため、以下のようなスケジュールで準備を進めました。チーム編成では、普段の業務では接点の少ないメンバー同士の組み合わせを意識し、かつエンジニア・デザイナー・PM・QAなど異なる職種のバランスを考慮して構成しました。
日程
概要
11/25〜12/4
チーム内でのテーマ決定とアイディア出し / 準備期間
12/5
1Day集中でアイディアを形にしてデモなどを用いてプレゼン発表
 
チームごとにそれぞれ事前にディスカッションを行い、チームテーマの決定とアイディア出しを行いました。
社内でチームテーマ決め・アイディア出しで利用したNotionの一部抜粋
社内でチームテーマ決め・アイディア出しで利用したNotionの一部抜粋

合宿当日

合宿当日は、普段は遠方からフルリモートで働いているメンバーも含めプロダクト開発チームのメンバーが現地に集合し、各チーム一丸となってアイデアの実現に向け、取り組みました。

当日の流れ

時間
概要
~10:00
現地集合
10:00~10:10
取り組みテーマ宣言
10:10~17:30
開発タイム
17:30~18:00
プレゼン発表・投票
18:00~18:30
投票結果発表
18:30~19:00
片付け・撤収
19:00
解散

当日の様子

朝10時に会場に集合し、まずは各チームが取り組むテーマについて全体に向けて簡単な宣言をしました。その後すぐに開発モードへ🔥 各チームに分かれて、朝から集中して開発に取り組みます。
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チームのアイディアを実現するために活発な議論、プロトタイプの実装、デザインの作り込みなど、それぞれが得意分野を活かしながら、未来の旅行体験の創造に挑戦しました。
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それぞれチームメンバーが連携し、技術的な実現可能性を確認しながらUIのブラッシュアップを行うなど、職種を超えた協力・取り組みがそれぞれのチームで見られました。
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お昼休憩では、チームの垣根を越えて和やかな雰囲気で交流していました。
各チームのアイデアについて情報交換する様子も見られ、休憩時間を通じて新たなインスピレーションを得ることもできたようです!

成果発表

1Day合宿のラスト、17:30からの成果発表では、各チームが考える「未来の旅行体験」をプレゼンしました。「旅先決めの未来」、「旅行プランの未来」、「ソーシャライズの未来」など、各チームが考える未来の旅行体験についてデモを交えてプレゼンを行いました。
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発表後は以下の2つの観点で全社員による投票を実施しました。
🔥
  1. アイディアのワクワク感
      • 心を揺さぶる旅行体験になるか
      • 新規性、斬新さがあるか
  1. プロトタイプの表現力
      • アイディアを表現できているか
      • 見通しが立てられているか、技術的に実現可能か
 
発表では、斬新なアイデアと高度な技術力を組み合わせた革新的なソリューションから、すぐにでもリリースできそうな完成度の高いプロトタイプまで、どのプレゼンテーションも見応えのあるものでした。
その中でも、特に評価が高くあたらしい旅行体験の可能性を感じさせる上位2チームなどいくつかのチームの取り組みをご紹介します。

チームAの紹介

(チームA :高木・深見・飯沼・松井・庄司)
チームAは、旅行の計画をより楽しく効率的にする「トラベルディスカバリー」機能を提案しました。この機能では、AIを活用した診断システムにより、カスタマーの好みに合わせてパーソナライズされた旅行記事を提供できることを目指しました。
 
アプリ内でマガジン記事が読めるようになり、診断結果をもとに最適なコンテンツが推薦され、自分の興味に合った旅行情報を効率的に見つけることができます。
 
この機能により、日常的に旅行情報に触れる機会が増え、次回の旅行までの期間もワクワク感を感じられます。将来的には、SNSコンテンツの取り込みや実際のツアー推薦まで機能拡張することで、よりシームレスな旅行体験の実現を目指していくことを発表しました。

デモ・イメージ

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チームCの紹介

(チームC : 櫻井・朝長・木邑・戸井)
チームCは、カスタマーの好みや旅行スタイルを診断して最適な旅先を提案する「NEWT旅先診断」機能を提案しました。旅先選びにおける従来の課題である「行き先に迷う」という問題を解決することに挑戦しました。
 
診断では、直感的な操作で旅行者の嗜好を分析します。旅行経験の有無や予算、同行者など、実用的な条件も考慮しながら、カスタマーにぴったりの旅先をレコメンドします。
特徴的なのは、「どこに行きたいか分からない」という旅行初心者から、「あたらしい旅先を開拓したい」というベテラン旅行者まで、幅広いカスタマーに対応できる点です。チームメンバー4人も診断を使いましたが、新しい発見とワクワクを感じることができました!
カスタマーの具体的な行き先が決まっていなくても、「これが好き」という感覚的な選択から最適な旅先を見つけることができます。
 
将来的には、おすすめツアーの提案やSNSでの結果共有機能、セール情報の表示など、より包括的な旅行計画ツールへと発展させることを目指したいと締めくくっていました。
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🥈準優勝チームEの紹介

(チームE:島田・毛利・細井・麻柄)
準優勝のチームEでは、カスタマー同士で旅行プランを共有できる「旅レシピ」機能を提案しました。この機能では、自分が考えた旅行プランを公開し、他のカスタマーと共有することを目指しました。
 
検索機能も充実しており、「ゆったり」「アクティブ」といった旅行スタイルでのフィルタリングや、「アート」「歴史」などの興味関心に基づいた検索が可能です。さらに、気に入った旅行プランをベースに編集することで、自分好みにカスタマイズすることもできます。
 
この機能により、あたらしい旅行スタイルとの出会いが生まれ、カスタマー同士の繋がりにも貢献することが期待できそうでした!

デモ・イメージ

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準優勝チームのコメント

🗣
時間制約の中でわちゃわちゃしながらどのような機能に注力するか決めたり、メンバーの得意を活かしながら MVP を作り上げたりするのが刺激的でした。
アイデアのワクワク感をカタチにして、それを実際に動く形で共感してもらう体験楽しかったです〜 🥳 いつか昇華させてプロダクトにも載っけたいです 💪
準優勝したチームE (左から、細井・麻柄・毛利)
準優勝したチームE (左から、細井・麻柄・毛利)

🥇優勝チームFの紹介

(チームF : 木村・Lukas・青海・松本)
優勝したチームFは「ホテル周辺の情報表示機能」を開発しました。この機能は、宿泊先周辺のレストランやイベント情報をインタラクティブなマップ上で確認しつつ、リスト表示部分で詳細を確認できる機能の実現に挑戦しました。
アイディアの着想は、直近海外旅行に行ったメンバーの「旅行中にホテル周辺で何かしたくなることがあるのでは?」という気づきから得たとのことです。
 
技術面でも高い完成度を見せ、どのホテルでもシームレスに動作するデモを実現。実用性の高さと実装のクオリティの高さが評価され、見事優勝を手にしました👏
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優勝チームのコメント

🗣
ワクワク度と実現性をトレードオンすることにこだわりました!
将来的な機能の拡張性を定義し、1日という実装期間での落とし所を決めて爆速実装したことが優勝に繋がったと思います 🎉
準優勝したチームF (左から、松本・Lukas・木村)
準優勝したチームF (左から、松本・Lukas・木村)

まとめ

今回で9回目となる「Bet on Future Day」では、未来の旅行体験という大きなテーマを8チーム34名のメンバーで挑戦しました。
合宿最後の参加者アンケートでは、「物作りの楽しさを改めて再認識した1日だった!」など、ポジティブな意見が多く、さらに普段の業務では出てこないであろう大胆なアイデアや、技術的なチャレンジが多く生まれ、プロダクトの可能性を広げる機会になったと感じています!
 
また、チーム開発を通じて、メンバー同士のコミュニケーションも活発に行われ、組織としての一体感も深めることのできた一日でした。
ここで生まれたアイデアの中には、すぐにでも実現に向けて検討を進めていきたいものも多く、令和トラベルの未来に向けた大きな一歩を踏み出せたと感じています!
 
今後のNEWTのプロダクト進化をさらに楽しみにお待ちください…!!!
 
お疲れ様でした〜!!!
お疲れ様でした〜!!!

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最後までお読みいただき、ありがとうございますした!
次回の「NEWT Product Advent Calendar 2024」Day11は、PMのTajimaが担当します。旅行ドメイン初心者のPMが ”旅行×スタートアップ” に飛び込んだ話を紹介する予定です。次のブログもお楽しみに!
 

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