【イベントレポート】Bet on Future Day vol.5

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Nov 30, 2023
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Sakurai Mizuki
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こんにちは!令和トラベルQA Engineer 兼 Engineering Managerの @miisan です。
2023年11月21日(火)に、開発合宿「Bet on Future Day vol.5」を実施しました!
開発合宿5回目の開催となる今回は、テーマを”生成系AIの活用”において、R&D活動にトライしてみました。
テーマ選定の背景や、イベント当日の様子など、「Bet on Future Day vol.5」のイベントの一部始終を紹介します!ぜひ最後までご覧ください!

Bet on Future Dayについて

Bet on Future Dayとは?

「Bet on Future Day」とは、エンジニアやデザイナー、PMメンバーで一日中ひたすら開発やプロダクトと向き合うための1day合宿です。通常業務とは異なり、自ら取り組むテーマを決め、合宿期間中に何かしらのアウトプットを生み出すことを目指したイベントです。
この合宿では、日々の案件開発では着手できないが、令和トラベルの未来につながるR&Dや開発改善など、腰を据えて行う一日として隔月開催してきました。
これまで開催したBet on Future Dayレポートは以下にまとまっているので、ぜひご覧ください。

vol.1の開催レポート

vol.2の開催レポート

vol.3の開催レポート

vol.4の開催レポート

※イベント名「Bet on Future Day」は、令和トラベルのバリューの一つにあった「Bet on Fire」からもじって、”この日は未来に活かされる取り組みに全員でベットしよう”という想いを込めて「Bet on Future Day」と命名しました。

今回の取り組み

💡
全体のテーマ:生成系AIを活用し、業務効率化やミッション実現に近づくトライをする
今回は「あたらしい旅行を、デザインする。」という弊社のミッション実現と日々の業務効率化につながる取り組みを、合宿全体のテーマに設定しました。
 
生成系AIを活用しながら、あらゆる可能性や価値について、改めてプロダクトチームがリードできるようにとプロダクトメンバー全員で取り組みました。
当日のゴールは1つどんな形でもデモを見せるということを掲げ、個人やチームで挑みました。

NEWT GPTコンテスト 2023開催!? 🌎

実は、社内全体で”NEWT GPTコンテスト2023”というものを開催しており、全社的に生成系AIを活用することを推進しています。
コンテストは、GPTを業務活用し、ナレッジ価値を競い合うもので、全社員1つ以上のアイデアをエントリーすることが必須となっています。
プロダクトチームだけでなく、非エンジニアチームも巻き込んだコンテストが開催されていることもあり、まずはプロダクトチームがリードする!という意気込みを持って、今回の開発合宿のテーマも”生成系AIの活用”をテーマにしました。
NEWT GPTコンテスト 2023開催後の模様も、またどこかで✈️ 何とインセンティブもあるらしい…!!
NEWT GPTコンテスト 2023開催後の模様も、またどこかで✈️ 何とインセンティブもあるらしい…!!

合宿開催までの流れ

今回は、個人でもチームでも、テーマにマッチするものであればなんでもOKという形にしました。取り組んでみたいテーマの決定や、他チームの業務効率化などをテーマにしている場合は、事前ヒアリングや業務理解などを準備期間に行い、当日を迎えました。
合宿テーマの一部
合宿テーマの一部

合宿当日

そして迎えた合宿当日、全員合宿に集中モードで取り組みました。
集まれるメンバーはオフラインで、諸事情や東京以外に在住しているメンバーはオンラインで参加してもらい、常に会場とZoomを繋げながら開発合宿を行いました。

当日の流れ

時間
概要
備考
〜10:00
現地集合
SPOT渋谷ストリームサイド 2F
10:00〜12:00
開発タイム
開催宣言 → 各自テーマに取り組む ※ slack通知は全員OFFに
12:00〜13:00
ランチ
デリバリーで手配したランチを、代表と一緒にランチタイム
13:00〜17:30
開発タイム
もくもくタイム
17:30〜18:30
成果発表
デモの発表
18:30〜19:00
片付け・撤収
アンケート
19:00
解散

会場

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  • SPOT渋谷ストリームサイド
    • 前回から引き続き、オフィスからも近くアクセス良好・環境もGoodなこちらをお借りしました。

当日の様子

個人やチームに分かれて事前に準備してきた内容をふまえ、最後のデモ発表に向けて、もくもく作業を進めていきました。
当日は日頃から生成AIを使い倒しているメンバーが、他メンバーのサポートをして協力したり、「こんなアイデアがあるけどどうしたらいいか?」など、過去知見のあるメンバーに意見をもらうなど、活発なコミュニケーションもなされていました!
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ランチタイムには、豪華にお寿司・焼肉・うなぎから好きなものを選んで、それぞれランチを食べてリフレッシュしました!
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長い午後の時間も、中弛みしないように、コーヒー&ドーナッツタイムをはさみ、デモ発表に向け追い込みました!
メンバーから好評のドーナッツ!
メンバーから好評のドーナッツ!

成果発表

合宿最後はお決まりの成果発表。1日かけて取り組んだ成果をデモという形で発表していきました!
オンラインメンバーも含め、参加できる社内メンバーと共に成果を見守りました。”NEWT GPTコンテスト2023”を開催中ということもあり、プロダクトチーム以外のメンバーもたくさんデモ発表会に参加してくれました…🎈
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今回は、各々興味や関心のあるテーマを軸に、生成AIを活用していったため、幅広いアウトプットが展開されました!
その中でも特に面白かった取り組みを紹介します。

1. 過去slackのやり取りから、適切な情報を教えてくれるbot

(Backend エンジニア / 飯沼)
slack search API と ChatGPTの組み合わせで、slackにある情報なら何でも答えてくれるbot。頑張って手動で検索する手間をなくし、生産性を高め、より近い情報に辿り着くサポートをしてくれるものを実装してくれました!
例) 「オフィスのWifiの情報教えて」「Jiraのアカウントは誰が発行してくれるの?」など質問するともっとも近い情報を簡単に教えてくれる
 
アウトプット
slackで質問を投げかけると、slack内の情報から検索し、適切な情報を提供する
slackで質問を投げかけると、slack内の情報から検索し、適切な情報を提供する

2. 手配請求書対応の効率化

(PM 小西)
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旅行業界のDX化のド真ん中に挑戦してくれました。
手配旅行では、元々さまざまなフォーマットで請求書が届くことで、チェックに時間がかかる状態でした。効率化とミスの発生を防ごうと取り組んだ結果、PDF・画像などフォーマットに関わらずChatGPTを活用し、読み込ませることで、一括整形できる状態を作り出し、整形したデータと基幹システムの内容を突き合わせて一括で確認できる状態を作ることができるようになりました!
 
アウトプット
指定のフォーマットにどんな情報も整形してくれる。ミスも減り効率的に!
指定のフォーマットにどんな情報も整形してくれる。ミスも減り効率的に!

3. テストケースを活用した仕様を教えてくれるbot

(クライアントエンジニア 吉田・細井 / QAエンジニア 高木・原)
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クライアントエンジニアとQAエンジニアのチームで挑んでくれました!
テストケースから仕様や考慮点を教えてくれ、開発時やQA時サポートしてくれるアウトプットを考えました。
QAエンジニアが過去のテストケースを整理し、クライアントエンジニアが学習方法やプロンプトを考え、実装するというチームならではの掛け合わせの成果を発表してくれました。
 
アウトプット
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今回の合宿を振り返って

まとめ

今回で5回目となる「Bet on Future Day」でしたが、黙々と集中したり、わいわいと議論をかわしたりと、改めて良い機会となったと感じています。目の前のタスクに向き合うだけでなく、プロダクトメンバー全員で生成AIを活用する1日となったことで、今後の業務での活用や業務効率にもつながる予感がありました。
1日中ひたすら生成AIと向き合った最後の一枚。お疲れ様でした!!!
1日中ひたすら生成AIと向き合った最後の一枚。お疲れ様でした!!!
 
日々進化し続ける生成AI。まだまだ全員が使いこなすためには、日々の当たり前にし、習慣化していく必要があると感じました。
今回の合宿では、全体の傾向として、出来上がったコンテンツや情報の自動チェックや大量の情報から適切な情報を見つけ出し、作業効率を高めるような取り組みが多くありました。ただ、まだまだやれることや活用方法は無限にあると思うので、今後も積極的に生成AIと向き合っていくことが重要だと考えさせられた1日でもありました。
 
今回の開発合宿では、生成AIをテーマに色々試すR&Dの取り組みを行う1dayでしたが、これからも様々な開催形式やテーマを模索しながら、定期的に開催していく予定です。
デモ発表時には、プロダクトメンバー以外の声で「めっちゃ便利!」「早く業務に使いたい!実用化はいつ!?」など前のめりな意見をたくさんもらうことができました。さらにこういった機会を通し、プロダクトチーム以外のメンバーから「こんなことに困っている」「こんなことができたら嬉しい」など、日々のやり取りでも生産性を意識した会話や開発のヒントになる雑談が生まれ、デジタルトラベルエージェンシーとしてのビジョン達成に向け、全社的にこういったカルチャーが浸透してきているように感じます。
これからも日々の足元の業務だけでなく、R&D的な活動や中長期的なエンジニアリング投資など、本イベントを通して、引き続きより大胆な技術的なアプローチを続けていきます。そして、NEWTへの貢献だけでなく、社内のデジタル化に向けプロダクトチームは今後も挑戦していこうと思います!

令和トラベルでは一緒に働く仲間を募集しています

このレポートを通して、少しでも令和トラベルの開発チームの雰囲気や魅力を感じていただけたら嬉しいです。今後も、このようなイベントがあった際には発信していく予定です。
 
また一緒に働く仲間もまだまだ募集中なので、もし令和トラベル・NEWTに興味をもっていただけた方はお気軽にご連絡ください。メンバー全員でお待ちしております!
 
さらに定期的に令和トラベルの技術や組織に関する情報発信を開催予定です。connpass にてメンバー登録して最新情報をお見逃しなく!
 
それでは次回のブログもお楽しみに!Have a nice trip!!

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